本物の力をつけるのは時間がかかる

スマートフォンやパソコン、インターネットが当たり前になった今の時代は、何かが知りたいと思えば検索すればすぐに答えが出てきます💻

私自身その恩恵をかなり受けていますし、とても便利であるのは確かなのですが、便利すぎるがあまり、特に子どもたちはこのスピードに慣れすぎない方が良いのではないかと私は考えています。


『本物の力』をつけるには時間がかかります。


これは、勉強でもスポーツでも、どの分野でも同じではないかと思います。


スポーツであれば、まずはそのスポーツに必要な筋肉・体力が必要です💪
筋トレも体力も、全て自分がトレーニングした分だけ自分の体に返ってくると思います。
そして、スキルアップも必要だと思います。
野球やテニスであれば素振り、サッカーやバスケットボールであればパスやドリブルなど、基礎練習を毎日反復することで型を体に覚えさせます。

ただしこの時に間違ったフォームのまま反復すると間違ったまま覚えてしまうので、そうならないようコーチ等からアドバイスを受けながら改善していきます。
これらのことを繰り返しながら、少しずつ色々な技ができるようになり、得点も取れるようになっていくのではないでしょうか。


勉強の場合もほぼ同じです。
勉強において必要な基礎力の中でも特に大事なのは、小学生の漢字・計算の反復練習です📝
反復練習によって、しっかりとした勉強の基礎が少しずつ自分の中に出来上がっていきます。
そして、身につけた漢字力などの基礎を土台にして、文章を読む力などがついてきます。
その学年で身につけるべき基礎がしっかり身についている場合は、安定して高得点をずっと取れます😄



逆に基礎力が十分に身につかない状態のままだと、学年が上がるにつれて顕著に点数が下がっていきます💦
そして、一度その状態に陥ってしまうと、取り戻す時間が年単位でかかります。


テストに関しては、「出るところを勉強さえすればすぐに高得点が取れる」と思ってしまいがちです。
確かにそういう場合もあります。
しかし、最近の学校の教科書内容は以前と比べて確実に難易度が上がっているので、そう簡単な話ではなくなってきています。
基礎的な力がなければ、どの教科もなかなか取れないようになっています。

また、定期テストは範囲が決まっているので、やったところが出れば点数はその分取れるかもしれませんが、今まで習ったところが全て範囲になる実力テストではそうはいきません。
実力テストでは確実に、日々どのような勉強をしているかが点数として表れます。




スポーツで例えれば、実力テストは試合のようなものでしょうか。
普段の練習でできていない技が試合でいきなりできるわけがないのと同じで、普段コツコツと勉強していなければ実力テストで点は取れません。
もちろん、入試では今まで勉強したことを全て問われます。

ですから、私が声を大にして言いたいのが、とにかく『継続の大事さ』です。

本物の力、学力を身につけるのには時間がかかります。
そしてそれらを維持するために、継続は欠かせません。


検索してすぐ答えが分かるものは、それなりの価値です。
しかし時間をかけて自分が身につけた力は、検索して得られる答えとは比べ物にならない価値があり、その後の人生に大きくプラスに働くと私は思っています。


良い結果がすぐに欲しい気持ちはとてもよく分かりますが、じっくり地道なことを行っているときに実は一番大事な力が身についているのだと考えて、一緒に頑張っていきましょう!😄

コメント

このブログの人気の投稿

円安について考えたこと

現状維持は後退。

各学年、新たなスタート✨